福祉コースの介護施設実習(ケアホーム鷲敷にて)
2025年8月1日 09時14分福祉コースの介護施設実習(ケアホーム鷲敷にて)
7月30日(水)・31日(木)の二日間、普通科3年生福祉コースの生徒が介護老人保健施設「ケアホーム鷲敷」で介護職員初任者研修の一環である実習に参加しました。
30日は5階のフロアで最初に実習生から自己紹介をし、利用者の皆様と居室やホールで塗り絵やレクリエーションでコミュニケーションを図り、少しずつ緊張がほぐれました。レクリエーションでは那賀町山のおもちゃ美術館からお借りしたけん玉や魚釣りゲームのレクリエーション財を使いました。けん玉では実習生が玉を皿に乗せたりけん先に入れると、利用者の皆様がとても喜んでくださり嬉しかったです。魚釣りゲームでは魚と竿のマグネットがうまく付くように手を添えるなどすると、最初はためらっていた利用者様もだんだん笑顔で手を伸ばすようになり、実習生も自然と笑顔になりました。その後、利用者様と一緒に洗濯物をたたみながら作業による自立支援を学びました。
31日は3階と4階に分かれて口腔ケアの見学や水分補給の介助、看護師やリハビリ職などの他職種の業務についての説明を受けるなどしました。コミュニケーションを図りながら、何度も何度も同じことを繰り返し話す様子から高齢者の特性やその対応を学びました。そのような中、一人の利用者様が実習生の名前を覚えて呼んでくださりとても嬉しく思いました。午後は入浴後の利用者様のドライヤー介助と整髪をさせていただきました。ドライヤーでは熱風でのやけどを避けるための頭皮からの距離や、櫛で整髪するなど身だしなみを整えることで利用者さまの尊厳が保たれることも学びました。
最後のカンファレンスでは実習生がそれぞれ実習目標の達成度・学んだこと・失敗したこと・問題点を述べ、質問として介護の仕事の大変なことや、やりがいを尋ねました。指導者様からは「介護レベルの異なる利用者様一人一人に合った介助方法を覚えて実践するのが大変」「利用者様から感謝されたり、ありがとうの言葉を聞くととても嬉しく、励みややりがいになる」と答えていただきました。
二日間の実習でご指導いただいたことや自分自身で課題だと感じたことを、これからの学習や資格取得、進路実現に活かしたいです。施設の職員の皆様、利用者の皆様、あたたかくご指導くださり、ありがとうござました。