校章と校訓について
校章の由来
初代校長・井沢孝三先生は、「若い力を結集し、新しい歴史を創造し、みんなで躍進していこう」という決意を象徴するものとして、「七つの力」を結んだ現在の校章を制定しました。
校章の図案は当時、広く一般から募集されました。木頭の林業地帯にちなみ、木の葉をあしらった作品が数多く寄せられる中、ただ一つだけ「水」を表現した作品があり、それが現在の校章として採用されました。
作者は、当時、那賀川地域の教育を牽引していた相生町出身の滝本顕正先生です。先生は校章について次のように語っています。
「木も水も人間生活の源であるが、特に学校の横を流れ、この地方に多くの恩恵を与えている那賀川を象徴として取り入れた。那賀川の『なか』から『力』という字を七つの環(たまき)に組み合わせ、それを若い人々に必要な『七つの力』になぞらえた。」
この「七つの力」とは、「誠」「愛」「努」「健」「行」の五つの徳目に、自然の大きな力を表す「水」と「緑」を加えた七つの力を意味しています。
その後、那賀高校は昭和47年に創立20周年を迎え、農林科から普通科へと学科を改編しました。また、昭和31年に制定された校歌にも、校章の精神が次のように歌い込まれています。
「質実の風 光をはなち
自主の精神 脈うつところ
七つの力 環なす
校章かざせば 心は信(むす)ぶ
見よ 那賀高校 学燈著し」
校章に込められた「七つの力」の精神は、創立以来、那賀高校の教育理念として受け継がれています。若鮎のように伸びやかな生徒たちは、この精神を胸に、勉学やスポーツ、学校生活に日々励み、伝統ある校風をさらに発展させながら歩み続けています。
校訓「誠実・研学・協調」(正面玄関前の校訓碑)
誠実 …他人や仕事に対して、まじめで真心がこもっていること。
研学 …学問をますます深めること。
協調 …性格や意見の異なった者同士が互いにゆずり合って調和をはかること。力を合わせて事をなすこと。