令和4年度

令和4年度 普通科

授業風景㉔(化学基礎 ~抽出したゆずオイルとハーバルウォーター~)

 年末に刈り取った放置ゆずを使用して,ゆずの精油とハーバルウォーターを抽出しました。今回の授業では精油とハーバルウォーターの見た目,匂いなどの特徴や違いについて意見を述べ合いました。着眼点が多様で,水分と油分についてや,香気成分の特徴についても推論を立てていました。今後は対照実験を行いながら,ヒノキやゆず,杉などの実用的な精油,ハーバルウォーターの活用法を探究していきます。

  

 

木の精油抽出を行っています。

森林クリエイトの実習で出たカンナくずを利用し,普通科の生徒が精油を抽出する蒸留実験を行いました。

1学期に実験室内にある器具で自作した装置では,冷却効率が悪く,精油成分があまり抽出できませんでした。

しかし,生徒が実験装置の組立から計画したため,実際に精油がとれたときは喜びも大きかったようです。

 2学期はさらに工夫を重ね,実験装置を組み替えました。

 

1年生普通科「”那賀町”を学ぶ」中間報告会を行いました。

 12月2日に1年生普通科によるFuture Design(総合的な探究の時間)中間報告会が行われました。今年度の1年生は「”那賀町”を学ぶ」というテーマで探究活動を行っています。地域課題解決に向けて、まずは、学びの場である那賀町について知ることからスタートしています。

自分たちで出した9つの異なるテーマから那賀町について調べていきます。今後は,最終報告会に向けてフィールドワーク等を実施する予定です。学びに向かう力をチームで協働することで,互いに高めていってもらいたいです。

授業風景㉓(化学基礎)

 ゆずの搾りかすが手に入ったので、皮、種、果実に分けている様子です。蒸留装置を用いて、ゆずの皮から精油を取り出します。ゆずの種に含まれる成分は美容液として活用できるため,試作する予定です。また、森林クリエイト科の実習で出る杉やヒノキの鉋屑から精油を取り出す蒸留も行っています。これらの素材は蒸留の様子を観察する対象として、那賀高校ならではの素材です。地域資源に触れ、資源の有効活用を考えるきっかけにもなります。

那賀高校ではそろそろ教室に加湿器が登場する季節になりました。精油とハーバルウォーターを活用し、ゆずやヒノキの香る教室で授業を受ける日も近そうです。