福祉コースの介護施設実習(鷲敷デイサービスセンターにて)
2025年8月4日 10時48分福祉コースの介護施設実習(鷲敷デイサービスセンターにて)
8月1日(金)、普通科3年生福祉コースの生徒が鷲敷デイサービスセンターで介護職員初任者研修の一環である実習に参加しました。
最初にお茶と菓子の準備をして利用者様をお迎えしました。けん玉や魚釣りゲームを使ったレクリエーションの後、入浴後の利用者様のドライヤー介助や整髪をお手伝いしました。ドライヤー介助ではこれまでの実習で学んだように、熱風で頭皮を痛めないように気をつけました。櫛で髪を整えると、にっこり笑って喜んでくださり、嬉しかったです。その後、リハビリテーションの誘導や見守りをしました。職員の方から一人一人の利用者様のリハビリの状態について説明を受けました。午後からは利用者様全員でのボウリングのレクリエーションでした。赤と黄色のチームに分かれての対抗戦で、職員の方の拍手や歓声の中、利用者様も一投一投に喜んだり悔しがったりしていました。
カンファレンスでは実習生が実習目標の達成度・学んだこと・失敗したこと・問題点・今後の課題を述べ、「利用者への対応で心がけていることは何か」、「この仕事に就いたきっかけは何か」、とそれぞれから質問をしました。指導者様からは「利用者を不安にさせないこと、目線を合わせること、笑顔でいること」「いろいろな事情で全く別の職種を経てこの仕事に就いたが、続けていくうちに達成感ややりがいを感じるようになり資格取得などスキルを上げていくうちに楽しくなった」とのお答えをいただきました。
また、レクリエーションについて、利用者に楽しんでもらうことが一番大切、認知症などで何をしたか、は忘れる方もいるかもしれないが、それでも「楽しかった」と感じていただくことが重要、そのために職員も楽しまなければならない、職員が楽しんでいると利用者も楽しくなる、と教えていただき、ボウリングのレクリエーションで、職員の方が、利用者様がうまく投げても失敗しても大きな声で声をかけ、手をたたき、盛り上げている様子を思い出しました。利用者様は本当に楽しそうでした。
デイサービスセンターでは一日だけでの実習でしたが、利用者様は実習生の名前を覚えて呼んでくださり、職員の皆様が手取り足取り丁寧にご指導くださり、あたたかい雰囲気の中で充実した学びの多い一日でした。学んだことをこれからの学習や資格取得、進路実現に活かしていきたいです。職員の皆様、利用者の皆様、本当にありがとうございました。