普通科(応用,福祉,情報ビジネスコース)の取組

福祉コースの介護施設実習(ケアホーム鷲敷にて)

2026年7月30日 07時29分

福祉コースの介護施設実習(ケアホーム鷲敷にて)

 7月29日(水)、30日(木)の2日間、普通科3年生福祉コースの生徒が那賀町の介護老人保健施設「ケアホーム鷲敷」で介護職員初任者研修の一環である実習に取り組みました。

 29日は5階のフロアで実習生から自己紹介をした後、ひとりひとりに挨拶をしてコミュニケーションを図りました。最初は緊張していましたが、利用者様の笑顔に徐々に緊張がほぐれ、会話がはずみました。その後、午前中は入浴の誘導介助と入浴後のドライヤー介助をしました。ドライヤー介助では、冷感や雑菌の繁殖を防ぐためきちんと乾かさないといけませんが、熱風で頭皮を傷めないようにと慎重に丁寧に行いました。さっぱりした表情の利用者様を見ると嬉しくなりました。その後、昼食前の口腔体操(パタカラ体操)を指導者様と一緒に利用者様の前で行いました。からだや口腔のまわりをほぐすことで舌の動きが良くなり咀嚼がスムーズになり誤嚥を予防すると教わりました。昼食の配膳をし、食事介助を見学、下膳、片付け(テーブル拭き)をしました。

 午後は指導者様からコミュニケーションを図る際の留意点をご指導いただいた後、学んだことを実践するため居室で利用者様とコミュニケーションを図りました。これまでの生活やご家族のお話をしてくださいました。最初は方言や言い回しがよくわからなかったり、内容がつながらないこともありましたが、時には涙ぐみながら、時には笑い声を上げる利用者様の表情を見ながら、じっくりと耳を傾けているとだんだんわかってきて、あっという間に時間がたちました。利用者様にはそれぞれの人生や生活がありそれらを理解した上で関わることが大切だと実感しました。

 30日は、午前中は申し送りの見学とレクリエーション支援でした。まずはカラオケでした。利用者様はカラオケが大好きな様子で、最初はホールにまばらでしたが、歌声を聴き次々に人数が増えていきました。普段はうつむきがちな方もしっかり顔を上げて大きな声での大合唱でした。「高校三年生」の曲の時の指導者様の「実習生も高校三年生です、将来の夢をかなえようとしています、みなさんは若いときにはどんな夢がありましたか?」との問いかけに、利用者様は昔を懐かしむ様子で返答をしていました。音楽療法や回想法につながっていると感動しました。続いて那賀町木のおもちゃ美術館でお借りしていた木のおもちゃを用いて実習生がレクリエーションを実施しました。利用者様は珍しそうに手に取ってくださいました。手指や認知の機能への刺激となればと思いました。その後、理学療法士の先生によるリハビリテーションを見学しました。車椅子から立ち上がり、ウォーカーケインを用いた歩行訓練でした。わずかな距離ではありましたが、利用者様にとっては体力の消耗が激しいようで、終了後、理学療法士の先生が利用者様のからだをさすりながら呼吸を整えたり脈を確認するなどの支援が印象に残りました。次にお茶の準備をしました。とろみ粉を加えてむせにくくしたお茶を作ったり、やかんからコップにお茶を注ぎ、利用者様に水分補給を勧めました。そして昨日同様、食事前の口腔体操(パタカラ体操)を利用者様と一緒にしました。昼食が届くと配膳し食事介助を見学、食事が終わると下膳、片付けをしました。 

 午後は看護師によるバイタルチェックの見学の後、カンファレンスを開いていただきました。実習生からは学んだことや失敗したことや反省や課題が述べられました。実習生からの「利用者様との会話が続かないときにはどうすればよいか」との質問に指導者様からは「事前にアセスメントを確認しておく、関わりの中でそれぞれの利用者様の好む話題がわかっていく」とご指導いただきました。実習生にとって利用者様とのコミュニケーションが大きな課題でありますが、具体的なアドバイスをいただきました。

 指導者様をはじめとする職員のみなさまや利用者様に温かく迎えていただき、さまざまな体験や関わりにより、多くの学びを得た2日間でした。ありがとうございました。

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